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「いぃDay !」山岳会日本支部
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第280回:「いぃDay!」山岳会日本支部登山のご報告 期日: 2012年12月1日(土) 行き先:【奥武蔵/伊豆ヶ岳東尾根】 コースタイム: 西武秩父線西吾野駅[9:18/9:25] ⇒ 下久通・琴平神社[10:05/10:10] ⇒
P1[11:10/11:15] ⇒ 伊豆ヶ岳[12:25/12:55] ⇒ 西武秩父線正丸駅[14:10/14:25] ⇒ 西武秩父線吾野駅[14:36/14:40] →(送迎バス)→ あじさい館[14:45/16:15] →(送迎バス)→ 西武秩父線吾野駅[16:20/16:28]
→ 西武池袋線所沢駅[17:13] ⇒ 百味 メンバー: 隊長、副隊長、このちゃん、菊丸、アヒルちゃん、なおちゃん、アユラシ(夜の部のみ) ごく個人的ではあるが、ようやくマレーシアから復帰できたーと思っているうちに、いつのまにやら世間は年の瀬。常夏マレーシアに居れば12月とは単に1月から数えた12番目の月に過ぎないが、日本は悲喜交々の1年を振り返る節目であり、山やにとっては本格的な冬山の到来であり、食道楽にとっては海の幸の美味い季節の始まりでもある。マレーシアを離れると、折角日本に居るのだからこの「季節」というものの有難さを大いに堪能したい、という気持ちが強くなる。 特に急な登りがある訳でもなく、ひとしきり登り標高640m付近で小休止。立ち止まると直ぐに冷えてくるので長居はできない。再び歩き始めて間もなく、パラパラと、まさかの雨が落ちてくる。今日の天気予報は雨だったっけ? こんな気温で雨に濡れるのはかなわん、と雨具をつける。そうこうしているうちに雨は霰に変わり、忽ち雪となる。風も強まり横殴りの完全吹雪状態。目まぐるしい変化は寧ろ人をハイにさせるのか、八甲田山だー!という声も出る。やがて辺りは劇的に移ろい、セピア色の晩秋から白銀の世界になった。ナルニア国に紛れ込んだみたい、との形容は実に的を得ている。 やがて尾根は傾斜を増してきて、山頂が近いことを窺わせる。落ち葉に雪が薄く積もった状態は滑りやすく、足の裏が攣りそうになる。ようやく山頂直下の壁に辿り着くが、そこはロープはあるものの宙に浮いたようにぶら下がっていて、どうみても腕力勝負。足場も悪いので、あっさり諦め左側へ斜上するように迂回。このトラバースをしているうちに、いつのまにか雪は止み、行く手には青空さえ見えてきた。まさしく寒冷前線の通過によるものだろうが、その通過速度も極めて速かったものと思われる。縦走路のある尾根に出れば山頂はすぐ。まだ風が強いが、山頂の北側の岩はうまい具合に風除けとなっていてそこで昼食。東側を見れば関八州見晴台に連なる峰々の向こう側にさっき通過したばかりの濃灰色の雲の壁があり、前線はまだ関東平野を横断中のようである。もっと手前の、我々が登ってきた東尾根に目を向けると、千切れた雲の破片の間から既に陽が当たっていて、紅葉が残り火のように輝いている。 女坂を下り、一息で五輪山に上がればあとは単調な下りだが、尾根から沢に向かって降りる一か所だけは、粘土層がむき出しとなっていて、固定ロープがあるものの滑りやすい(アヒルちゃんは尻もちをついたらしい)。沢に出たらもう車道は目の前。舗装道路をてれてれ進むようになると、次のプランが気になりだした隊長は、やおら携帯を取りだして「あじさい館」へ送迎バス時間を電話確認すると、直ぐさま正丸駅の電車発車時刻を検索。その後所沢到着時刻を割り出したのち、アユラシへメールを出す。澱みのないあとは、我々は隊長の立てたプランに乗っかって、正丸駅から電車に乗り、所定時刻まで「あじさい館」で湯に浸かり、再び電車移動して所沢「百味」で酔っぱらって腹いっぱいになれば良いだけ。もう全く楽ちんなのである。 |
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
西吾野駅。写ってはいないが大勢の団体登山者が・・・ |
民家の鼻先を通過する峠越えではなく、国道ルートを採用 |
峠越えとするとこのあたりに出てくるかな? |
登山口到着 |
琴平神社に敬意をはらい登山開始 |
標識はないがしっかりとした道を進む |
小休止。この後の展開を誰が予想しただろう・・・ |
雨が降ってきた。寒いしレインウェア着用 |
さて、再出発 |
まだどうということもない景色ですが・・・ |
横殴りの冷たい風に乗せられ雪が |
みるみるうちに・・・ |
山は決して侮ってはいけません |
あっという間に雪景色 |
山頂近く。直登るはあきらめトラバースから正規の登山ルートへ |
風が強くて寒い |
太陽に向かって日向ぼっこ |
晴れ間に戻ればいつもの伊豆ヶ岳 |
下山すれば見事な紅葉 |
まあ最後に足はつりましたが・・・ |
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あじさい館で温泉につかり |
送迎バスで吾野駅へ。これから所沢の百味へ繰り出しました |
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