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井手山岳会日本支部

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269回:井手山岳会日本支部登山のご報告  

201224日(

行き先【中央線沿線/茅ヶ岳(1,703.5m)〜金ヶ岳(1,764m)

コースタイム:
特急あずさスーパーあずさ1JR「韮崎」駅837着〜(タクシー)〜深田公園入り口915〜女岩1004
〜深田久弥終焉の地1100〜茅ヶ岳山頂1119〜金ヶ岳山頂(1214〜昼食〜1256)〜車道1419〜茅の湯(15101610)〜(タクシー)〜JR「韮崎」駅発1653JR「立川」北口「弁慶」着1820

 

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(提供 Konochan

今日は、強力晴れ女二人が参加しているお陰で、中央線の日野橋からの丹沢〜富士山の眺めがすでに素晴らしく、これからの山登りにかなり期待ができる好天となりました。 スーパーあずさ1号で韮崎で下車。ぴかぴかの南斜面をみせている茅ヶ岳・金ヶ岳(にせ八ツといわれるように一見八ヶ岳に見える)には雪があまりついてなく、今日は雪の多い山道でのアイゼン登山トレーニングを目的に来たクボッチはこの時はちょっとがっかり。

タクシーに乗って深田記念公園下の駐車場で下車。今回は記念碑はパスして、そのまま山道を行きます。 雪はやはり少なく、クボッチを先頭に凍った残雪と露出した地面の混ざった道を登りますが、歩きにくい。思ったより寒くはありませんでしたが、風が強く吹くと寒い。振り返るといつの間にか韮崎の街がきれいに見え、足元ばかりを気にしつつ歩いていましたが、顔を上げると崖が弧を描いてせり出している女岩に到着。岩肌から染み出ている水はいくつものつららを作っていましたが、凍結していない水を飲むことができました。そんなに冷たくないのが意外でした。

ここからが急登になるということで、アイゼン装着。雪は少ないけどやはり急な登り下りには必要でした。 今日はスーパーアスリートクボッチが先頭だけあって、私にはいつもよりペースが速いなと、感じていましたが、ここからの登りもいつになく息が上がりました。深田久弥終焉の地の碑が建っている所に着いたころには、雪も深くなってきました。 咲いているイワカガミの説明をしていたら倒れて亡くなったという深田久弥。まあなんて眺めの良い、山を愛する人にふさわしい場所で幸せな亡くなり方をしたのでしょう。金峰山〜奥秩父〜富士山〜鳳凰三山〜甲斐駒ケ岳・・・と見渡せる、今日の好天のおかげでこれまたとびきり美しい眺めの地でした。

深田久弥を偲び、合掌した後は、露岩に雪が着いた急登をよっこいしょと言いながら登ることしばし・・・茅ヶ岳山頂に到着!わあー・・・360度の絶景に絶句。金峰山の五丈岩や地蔵岳のオベリスク(頂上にそそり立つ5メートルの岩。クボッチが再挑戦を狙っている)もくっきり。こちら側から見る富士山は風が強く雪が吹き飛ばされるのか縦の筋が走りいつもより細めに見えました。唯一その全容が見えないのが八ヶ岳で、今日は一日中てっぺんに雪雲を抱えていました。それにしても、風が強く寒い!こんな素晴らしい眺めの山頂でもっとゆっくりしたかったですが、早々に金ヶ岳を目指して出発。

せっかく登ったのに急な下りです。雪も深く、アイゼンの歯が露岩にガチガチ当たらないのは良いのですが、これまた先頭速いなぁ〜と私は必死。目指す金ヶ岳は目の前に、後ろには端正な三角形をした茅ヶ岳がいつのまにか低く見えます。石のアーチを抜け、急な金ヶ岳の山腹にとりついて、苦しい、いつになくハアハアだーと言ってたら、なおちゃんも然り、のんちゃんは、今日は山頂でビール飲みたい気分!と言いながら頑張りました。それなのに、着いたと思ったのが南峰の方。金ヶ岳って双子峰なんですね。南アルプスの素晴らしい眺めもそこそこに、だまされたーと言いながら、今日の最高点、金ヶ岳北峰へ。登りついた頂上でお昼。茅ヶ岳山頂より風もなく、ここでお昼にして良かった。ただし、ここでは360度ビューとはいかず、金峰山方面は見えませんでした。 これで今日の素晴らしい眺めとお別れ。あとは下るのみですが、いきなり急な痩せ尾根(ここは火口の縁
らしい)続きで、定番のアヒルの足ツリが起こり、みなさんを待たせてすみませんでした。つった足を休めている間にも、やせ尾根から見る富士山から南アルプスがなんと美しいこと。ここを過ぎれば、歩きやすい傾斜続きで、もう飽きた!の声も。そんな時、のんちゃんから私のアイゼンの位置が違うのではと言われ、 なんと最後になって付け位置が踵寄りすぎたことが判明。こんな調子でよく歩きましたこと。気付いてくれてありがとう。

車道に出たところでアイゼンを脱ぎ、さて茅の湯は・・・と明野ふれあいの里へと進みましたがどうやらキャンプ場のよう。そこの受付で茅の湯を聞いたら、「車道に出たところから下って下って下って…広い道路とぶつかったら左折して・・・ここから20分くらい」と言う。教えの通り下って下ってを繰り返し、早めに 左折しそうになりましたが、我慢してなんとか40分後に目的の明野ふるさと太陽館茅の湯に到着。下山後の思いの外長〜い車道歩きには皆疲れましたが、目の前には朝からの美しさを保ったままの鳳凰三山、富士山、振り返れば青空に薄い月を間に挟んだ茅ヶ岳と金ヶ岳。そんな雄大な景色のど真ん中を歩いているなんて、好天に恵まれた山歩き経験の少ない私には、そんなに苦ではありませんでした。ゆったりした施設の茅の湯からはタクシーで韮崎駅へ。駅ホームから西日に照り輝く今日の山々にお別れして、飲み会参加のウッディーさんの待つ立川へと帰途につきました。

 

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