第230回:井手山岳会日本支部登山のご報告
期日:1月23日(土)
行き先【中央線沿線/御前山(730m)・菊花山(643.7m)】
コースタイム:
JR中央線「猿橋」駅[9:23/9:30]〜尾根とりつき木道[9:40]〜神楽山[10:30/10:40]〜御前山[11:00/11:17]〜八五郎岩[11:25]〜沢井沢ノ頭[11:45/昼食/12:30]〜菊花山[13:08/13:23]〜[13:45]〜「大月」駅[14:00//14:05発] 特急かいじ号
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(提供 Konochan)
2010年の初登りは猿橋駅から御前山経由、菊花山に行ってまいりました。対面登山の面白味は、「静かなる尾根歩き」で松浦氏も述べていますが、今回は2009年12月19日に登った岩殿山の対面の神楽山から馬立山に続く尾根と菊花山からの景色を存分に楽しみました。初登り…と言っても、Kubotchiだけは2010年になってから8回目の山行。以前12〜2月はOffにしていると語っていたKubotchiですが、井手山岳会のマイナールート山行のおもしろさを知って以来、今年は元旦から行っちゃったとのこと!
さて、2年前は猿橋駅からパストラルビュー桂台行きの送迎バスにちゃっかり乗って林道の途中から尾根に突入しましたが、今回は九鬼山へ通じる正規の登山道を通りました。昭文社の地図には1時間20分とありましたが、駅から神楽山までちょうど1時間で着きました。
神楽山の山頂は共同アンテナが目印です。東側に枯れ草の中の踏み跡あり。「ああ、そうだった。2年前の3月に来た時、枝葉をメリメリかき分けながらここにポンっと飛び出たのだっけ。」山頂からは、登る途中ずっと右手の枝越しに見えていた小金沢連峰がすっきりした顔でご挨拶。そこから御前山に向かって下りて登っていきます。御前山へは20分で到着。お楽しみの富士山は…残念!雲に隠れて頭が少し見えるだけ。今日は風もなくぽかぽかした日和でよかったけれど、風がない日は、雲も吹き飛ばされませんものね。それでも、御前山からの眺めは本当に気分がいいです。今日は累積登高570mという安直さの割には御褒美が多くて嬉しい。まだ11時ですよ。では、昼は沢井沢ノ頭で摂りましょう。…ということで30分ほどで沢井沢ノ頭へ。途中、「八五郎岩」は南を巻きます。
沢井沢ノ頭は展望はいまいちですが、今日は温かいので、お湯も早く沸いてカップラーメンもおいしく頂きました。デザート、フルーツまで一通り満喫した後は、「じゃあ、下りますよ。ここから菊花山までは、結構ずっきんばっこん上り下りが激しいよ!」「は〜い!ついてきま〜す。」菊花山の由来は、菊花石(凝灰岩中に角閃石の結晶が菊花状に生長した石)が採れることから来ているそうですが、この痩せ尾根、変化があっておもしろかったです。ごつごつした岩塊は、礫岩や凝灰角礫岩みたいでした。グリーンの凝灰岩中に暗緑色の結晶(おそらく角閃石か?)が見えるものがありました。菊花山山頂からは、360度の展望。今まで登ってきた山々をおさらいするような楽しいひと時でした。朝、登山道に取りつく前から見えていた岩殿山が、角度を少しずつ変え、一日中見え隠れしていましたが、菊花山では真正面から御対面。こちらが10mほど高い分だけ、少しだけ見下ろしているというか背比べしているというか、親しみを感じました。岩殿山に登った他のメンバーにも見せてあげたかったです。送電鉄塔の向こう側に稚子落としの断崖も見えて、先日下りてきた尾根と道を鳥瞰しながら、楽しかった山登りを締めくくりました。下界までは「一気に」という言葉がぴったりなほど小気味よく下りて、あっという間に大月駅まで帰ってきてしまいました。
〆は三鷹にて、朝日トレンド21(銭湯)とさかなや道場の刺身で盛り上がっちゃいました。
今回の参加者:隊長、Kubotchi、Ahiruちゃん、ヒロマ、Konoちゃん
今回の実働時間: 3時間
今回の累積登高差: 570m
今回の踏破距離:5.6km
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