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井手山岳会日本支部

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第229回:井手山岳会日本支部登山&忘年会のご報告  produced by H.Tanuma 

期日:12月26日()〜27日(

行き先【奥多摩/鍋割山(1,084m)

 

コースタイム:

JR青梅線「鳩ノ巣」駅[9:329:40]〜古里分岐[956]〜越沢バットレス展望台[10:13]P1[10:4510:50]〜大楢峠[11:0511:40]〜黒薙窪ノ頭(961m)[12:3012:35]〜鍋割山[12:5013:10]〜男具那ノ峰[1316]〜長尾丸園地[135514:05]〜山香荘[1415]()〜ケーブルカー「御嶽山」駅

ルートマップはこちら     高度記録はこちら

(提供 Konochan

  今年の年忘れ山行&忘年会は、はるばる名古屋から光頭老ご夫妻を迎え、奥多摩御岳山の山香荘で行われました。山行チームは、鳩ノ巣〜大楢峠から鍋割尾根(北尾根)経由で鍋割山に登り、ご夫妻ら午後から到着するメンバーと山香荘で落ち合う手はずです。
  朝はホリデー快速おくたま1号で青梅線へ直通。この電車は御岳駅には9:01、終点の奥多摩駅には9:15に着きます。しかし我々の目指す鳩ノ巣駅は通過なので、はるか手前の青梅駅で鈍行に乗り換えて、結局鳩ノ巣駅9:32着となります。ここで毎回隊長のアドレナリンが炸裂、「ホリデー快速の停車駅についてモノ申す!」と、駅員さんや車掌さんに何度か直訴したのですが、御岳神社にケーブルカーで詣でる人は多くても、鳩ノ巣から鍋割尾根などに行くマイナーな私たちのためにわざわざダイヤ改正をするほど、JR東日本も暇ではないのでしょう…トホホ。
  さて、鳩ノ巣からは一般登山道を通って大楢峠まで。勝手知ったるメンバーのせいか、先導する副隊長のペースも「スタスタ」という感じです。途中沢側に張り出した東屋から越沢(こいざわ)バットレスの大岩壁が正面に見えます。ここは有名なロッククライミングの練習場。真ん中付近の「滑り台」で一度継がないとザイル1回では登れないのだそうです。岩壁としては穂高などよりも難しい。「僕も2回くらいしか登ったことないよ。」と、副隊長。岩とみるとワクワク血がたぎる副隊長が「比較的難しい」という崖。すごいな〜という憧憬の思いで眺めるばかりです。
  間もなく大楢峠に到着。大きなコナラの巨木が目印です。今日は隊長が珍しく「ここで昼食!」と決定。カップラーメンやおにぎり、シュト―レン(ドイツ風のクリスマスパン)で腹ごしらえ。「さて、お楽しみはここからだ。」尾根の東側を巻く一般道を100mほど進むと右手に鍋割尾根への登り口の黄・赤テープが。でも、マイナールートとはいえ、笹はないし、灌木の枝もそれなりに人の肩幅くらい隙間があり、まあまあの通りやすさ。尾根を直登なので、アキレス腱は程よく伸びるけど。道なき道を笹藪を漕ぎながら、あるいは灌木の枝をバキバキ、メリメリとかき分けながら…が無いと、何となく物足りなく感じるなんて、私も変わったというか、成長したのかな〜。副隊長の膝が治ったら、是非一度深山のハイ松と格闘しにつれていってくださいね。
  そうこうしているうちに黒薙窪ノ頭(961m峰)に到着。左手に広沢山、大塚山を見ながらなおも登ると、鍋割尾根はここから「騙し」ます。山頂かな、と思うとまた下り、次と思うとまた下り、三度めの正直で鍋割山頂にたどり着きました。頂上はふかふか落ち葉の上にぽかぽか日だまりです。その上にみんなでトカゲになって、寝っ転がりました。あ〜最高に贅沢な時間!
  そのあとは男具那ノ峰、天狗の腰掛杉と進み、芥場峠からの道を合わせてのんびり行きます。チェックインの2時までちょっと早いかな〜ということで、長尾丸園地にも寄り道しました。小春日和の逆光の中、サルギ尾根と高岩山、上高岩の展望所が美しいシルエットで浮かびます。そして本日人っ子ひとりいない参道を歩いて(駒鳥売店、今日は素通り)神代ケヤキ(樹齢1000年だそうな。)の裏手の山香荘に到着。お風呂で汗を流し、ビールでいい調子になりかかったころ、Woody K 親子、光頭老ご夫妻、凸さんが到着して酒盛りとなりました。光頭老ご夫妻と抱き合って再会を喜ぶ隊長。お二人は忘年会には2年ぶりの参加です。光頭老夫人は別名「香港の母」。日本支部の山行にも二度ほど(2003年10月18日25〜26日)娘さんとともに参加されたことがあります。宴は大盛況。初めてあったメンバーも多いのにみんなが旧知の仲のような懐かしい温かい気持ちになりました。そもそも香港での光頭老師のハイキンググループに隊長が入ることになったきっかけは、香港の母が隊長を「ナンパ(!?)」したからとか!元山岳部の隊長が光頭老師の右腕として活躍し、いつも先頭が隊長、最後尾が光頭老師だったとか…話が弾みに弾みました。その大宴会の様子はこちら(光頭老師のブログにもご報告されています。)盛り上がりついでに隊長の「お説教癖」が出て、前途ある若者であるYosshy(Woody Jr.)を捕まえて熱く熱〜く語ってしまいました。Yosshy君、これに懲りずに、また山登りに来てね!
  光頭老ご夫妻を初めとするみなさんとの出会いと、山と酒と、暮れゆく2009年に感謝して、御岳の夜は更けていくのでした。そして、明けゆく2010年、またみんなで楽しく山に登りましょう!!


 

今回の参加者:隊長、副隊長、菊丸、Kubotch、Konoちゃん
(夜の部参加:+光頭老ご夫妻、凸さん、Woody K、Yosshy)

今回の1日目の実働時間: 3時間20分

今回の累積登高差: 1096
今回の踏破距離: 8.0km


〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

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【01】鳩ノ巣駅前。今日はやけに登山客が少ない。年の瀬のせいか?
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【02】古里駅への分岐点。立派なあずまや(展望台?)がある。
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【03】越沢バットレス。
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【04】大楢峠まではしばし植林帯を登る。日陰でも今日は寒くない。
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【05】大楢峠。バックの大木が「大楢」。もちろん、種類はコナラ。
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【06】北側の眺望が得られる。目立つピークは本仁田山らしい。
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【07】御岳山が目と鼻の先なのにこの尾根は静寂そのもの。
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【08】越沢を挟んだ対岸には大塚山。
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【09】尾根にはちゃんと踏み跡があるのだが、わざわざ藪に突入。
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【10】男具那ノ峰はどちらから見ても尖っている。
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【11】この尾根唯一の急登。
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【12】もうここは鍋割山の一画。
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【13】鍋割山に到着。
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【14】風もないので日溜りでトカゲ。
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【15】トカゲをしているとこんな空が見える。
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【16】淑女3人で男具那ノ峰に登頂。
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【17】時間に余裕があるので長尾丸園地まで足を延ばしてみた。
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【18】宿の入り口に到着。今日の宿泊客は我々だけのようだ。
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【19】これが今宵の宿。
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【20】部屋からの眺め。
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【21】先ずは部屋で宴会の予行。
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【22】そして大広間へ。
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【23】申し訳ないが食べきれず。
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【24】夜景。手振れで失礼!
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【25】部屋に戻って更に酒。隊長に捉まったウッディーJr.。
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【26】朝、部屋の窓から日光連山が見えた。
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【27】ケーブルカー車内で。


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