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井手山岳会日本支部

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209回:井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma

 

期日:4月25日()

行き先【小金沢連嶺/小沢ドウミ〜大谷ヶ丸】

コースタイム:

JR中央線「大月」駅[8:459:00](タクシー)〜林道終点[9:159:20]〜小沢ドウミ[10:0010:05]
1,447m
[10:5511:00]〜掘抜ドウミ[11:15]〜縦走路[11:55]〜大谷ヶ丸[12:1012:50]
米背負峠[13:05]〜大蔵沢林道[13:301335]〜大和天目山温泉[14:40]
 
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(提供 Konochan

 

前日、テレビで某気象予報士が「明日は100%雨です!」と断言した通りの雨にもかかわらず、予定通り行ってきました。今回は大谷ヶ丸南東尾根の上半分を踏破し、掘抜ドウミを越えて小金沢連嶺を横断することがテーマ。こんな天気でも集まったメンバーは隊長と小生(副隊長)に加え、雨でもテンションの衰えないKonochan、今春から立川の住民となった凸さん、集合場所に来るまでは登山決行に半信半疑だったクボッチの5名。個人的には左膝の回復状況を確認する山行でもありました。

大月駅からタクシーを飛ばし、あわよくば小沢ドウミまで直行だー、と思ったものの、桑西のテニスコートから左に折れ直ぐに真木川を渡ったところで閉じたゲートがあり、そこでやむなく下車。先ずは林道歩きです。歩き始めは無舗装でしたが、右に2つの林道をやり過ごし勾配が強くなってくるとコンクリート舗装に変わります。少々息が上がったところで小沢ドウミ到着。2年前に来た時と同様、林道を通すために古より用意されていた天然の切通しとしか見えない、なんとも不思議な景観です。ここから1,447m峰に上がるルートは、南側から回り込むように付いていて、意を決して笹やぶに突入。雨でぬかるんだ踏み跡は滑りやすく、笹を掴んでの登高となります。でも踏み跡自体は概ねはっきりとしていて、ルートを見誤ることはありません。たまにミツバツツジも咲いていてちょっと和みます。身の丈を没する程の笹やぶから漸く解放されたと思ったところが1,447m峰。ほっとひと息入れてから、いよいよ掘抜ドウミへ下降。すぐに痩せた尾根となり、砂地で崩壊が激しいところに出ます。ほんの1歩だけですが、思い切り手足を伸ばしてようやくスタンスに届く箇所を過ぎ、一安心したところが最低鞍部。他の4人には右から大きくトラバースしてもらいました。北側の沢はまるで蟻地獄のようです。

ここから一転して急勾配の登り。もはや笹は無くて見通しの良い、未だ冬枯れの斜面をがむしゃらに這いずり上がること凡そ40分、突然ゆるやかになったと思えば、そこが縦走路。普通の登山道はなんて歩き易いんでしょうか。もう雨なんか関係ありません。ルンルン気分で大谷ヶ丸へ。

山頂直下でカップラーメンを啜った後はゆったりと米背負峠へと下ります。5年半ぶりの峠には立派な道標ができていて、大蔵沢林道への道もはっきりしています。未だ春が訪れていない沢沿いの道を快調に下れば大蔵沢林道までは30分足らずで到着。後は舗装された林道をただ重力に任せて下るのみ。だんだん芽吹き始めているところを通過するようになり、山の斜面の所々にヤマザクラも顔を覗かせていて気分も紛れます。やがて真っ暗なトンネルを抜ければ、若葉が眩しい春たけなわ。もう大和天目山温泉は目の前でした。

 

今回の実働時間:4時間25分

今回の累積登高差:1,062m

今回の踏破距離:10.5km

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】登り始めは閉鎖したゲートから。雨なので完全防備で臨みます。

02】小沢ドウミ到着。ここからがいよいよ未体験ゾーン。

03】いきなり笹藪に突入。でも踏み跡はしっかりあります。

04】しばし、雨が降っていることも忘れさせてくれます。

05】小沢ドウミから1度めの急登を登りきったところに、ご褒美のミツバツツジ。

06】時には、木を乗り越えて。

07】勾配が緩み、笹藪からも解放されました。

081,447m峰でほっとひと息。この先の下降点には赤テープあり。

09】ホリヌキドウミへ降りられず。

10】それでも降りて行った副隊長。

11】巻き道に立つ隊長が指さす先がホリヌキドウミの露岩。

12】下の林道からこの沢筋を使って登ってくることもできそう。

13】巻き道。アリ地獄の谷。

14】副隊長だけが降りたホリヌキドウミのがけ。苔が一面についていて滑りそう。

15】ホリヌキドウミからの登り。ハイハイ状態で登る。

16】辺りはまだ春が来ていない。

17】がむしゃらに登るのみ。

18】稜線手前の急登。イワカガミノ群生。踏まないように気を配って登る。花の時期に通ったら、急登の疲れも吹っ飛びそうです。

19】縦走路に出ました。やっぱり道はありがたい。

20】大谷ヶ丸に到着。

21】気温は4℃。風が無いのが救い。

22】寒がり隊長。

23】米背負峠で、米を背負ったポーズ。

24】下山道は沢沿いで何度も渡り返すものの、道ははっきりしている。

25】丸太橋もあります。

26】ヤマザクラ紅一点。

27】大蔵沢林道に出ました。あとはひたすら林道歩き。

28】左上から右下の道へぐるーっと回る、超遠回りの林道。

29】写真28を下から見たところ。砂崩れ地獄。上に一部見えるのは流されたガードレール。

30】トンネルを出ると若葉の洪水。

 

 

 

31】トンネル中央部。白い光は亡霊?

32】大和天目山温泉に到着。結局ずっと雨でした。

 

 

 

 

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