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井手山岳会日本支部
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第205回:井手山岳会日本支部登山のご報告 2009年3月企画もの 期日:3月20日(金)〜21日(土) 行き先【雲取山(2,017m)〜飛龍山(2,077m)/雲取山荘泊】 コースタイム: (提供konochan) 3月の企画ものの目的地は、「雲取山〜飛龍山」でした。これは2005年2月雪深さに北天のタルで断念したときのリベンジです。2007年も、2008年も計画が実現しなかった因縁の山行といえます。 1日目はまず秩父側の三峰神社から黒岩山(霧藻ヶ峰)、白岩山を通って雲取山荘まで縦走しました。雨の中、西武秩父からバスで1時間。終点の三峰神社バス停で下りると、雨はやんでいました。ラッキー!東に向かって進むと、足下にはGraphite schist(石墨片岩)かなと思われるような黒い結晶片岩がごろごろしています。間もなく霧藻ヶ峰(黒岩山)へ。南側はこれから登る雲取山などでかくれていますが、左右と北側はとても見晴らしよく山並みがそろって見えます。さて、景色を堪能した後はお清平(お経平)まで下ってから上りかえします。黒い岩が無くなったと思ったら今度は真っ白い石灰岩が増えてきました。「あ〜、だから、黒岩山、白岩山なのね。」と、納得。この尾根道はとても長く感じられ、神社の先に「雲取山まで9km」の標示があったあと、8.3km、6.7kmと、なかなか近づかないような気がします。お清平から白岩小屋までのちょうど半分くらい(標高1700m)を過ぎたあたりでアイゼンを装着。いよいよ雪と氷の道だ!と、身が引き締まります。残雪期の雪道は、溶けては凍り直しているのでとても危険。自分のアイゼンの歯がどこにあるか意識してしっかりかませて行かなくてはいけません。上りもキツイし、ハアハア息もあがる。前白岩を経て計1時間ほどでやっと白岩小屋が見えてきました。そしてさらに1時間。白岩山を超えて芋ノ木ドッケへ到着。あと少しだ。右手にだんだん傾いてくる太陽と残照の美しさに照らされながら、6時前に雲取山荘に到着しました。夕食をいただきながらビールで乾杯。アユラ氏持参の銘酒「越の寒梅」も一緒です。 部屋に戻ってからも赤白ワイン、レイ&ヒロマ持参の北海道オウム町産ビーフジャーキー(美味!!)などで一杯やりながら、マッサージ(これまたヒロマが上手!)や指圧で盛り上がりました。 2日目は、4時に起床して5時出発。雲取山の山頂でご来光を見ることで幕が開きました。もう、感激!!また、天気予報が見事にはずれてのこの天気の良さ!富士山と一人一人記念写真を撮ってしまいました。そして避難小屋の陰で、風をよけて朝食。雲取山荘でたのんだお弁当です。ヒロマ持参のもずくスープとよく合いました。おいしかった! さて、お腹も満足したらここからが今日は大変です。昨日の倍近く歩くのですから。まず、30分一気に下って三条ダルミへ。そこから富士山を左に見ながら石尾根を2時間歩いて狼平へ。狼平はちょうど馬の背か峠のようになっていて木はなく、苔が一面に生えています。山から浸みだした地下水がたまりやすい場所なのでしょうか…?不思議です。ここで野生の雄叫びをしたい気分になって狼ポーズで記念写真。さあ、三ツ山に向かって上りの始まりです。狼平から少し登ったところで「キュー」という鳴き声。「あ、鹿の声だ。」と思って見上げたら、尾根の上の方に若い鹿の姿が。人の姿を認めると、すぐに去ってしまいました。三ツ山を巻いていくトラバースルートは、緊張の連続です。下を見ればヒョ〜と落ちる断崖絶壁。木道が付いているものの、残雪の氷で滑りやすい。慎重に進みます。三ツ山の三つ目を越えたあたりでのことです。軽やかにすいすい歩いていた菊丸が右足を滑らせて転びました。左腕と側頭部とが木に当たって打ち身。頭なので、少し大事をとって座って休みました。北天のタル到着時は、すでに10時50分。しかしみんなは飛龍登山にやる気満々。「よし、いくぞ。」と、出発。ところが、雪深い道を巻いて出発したとたん、あぶない、雪で滑った。道の下に胸まで落ちてあやうく滑落しかかりました。「う〜ん。今日は…やっぱりやめるか。」苦渋の選択でしたが、絶対に無理は禁物。長くて長くてイヤになるような三条の湯経由の林道を下りて、バスで奥多摩に出て、もえぎの湯で汗を流しました。 飛龍よ、お主は手強いな〜。でも、またいつか、きっとリベンジで来るからね! |
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
第1日(2009年3月20日)
三峰神社のバス停でスパッツを装着 |
記念撮影をして出発です |
登り口の間違い易いところ。鳥居をくぐるのがポイント |
いよいよ山道 |
黒岩山の絶景 |
両神山のアップ。いつか皆で行きましょう |
通常スケール。隊長、副隊長は過去実績あり |
楽しい楽しい昼食タイム |
妙法ヶ岳。現在は通行止めとか? |
ご覧のとおり。お清平へ到着 |
前白岩への登り。アイゼン装着後 |
前白岩の肩 |
メンバーにやや疲労の色が伺えます |
白岩小屋。現在は営業停止中でしょうか・ |
白岩山へやや先行して到着した隊長 |
メンバーもそろいました |
芋の木ドッケ。高校時代長沢背稜でテント泊したあと到着した記憶があります |
笑顔のアユラシ |
登山者に撮ってもらいました。メンバー揃い踏み |
芋の木ドッケから大ダワに向かう。 |
滑落したら大変です |
大ダワに到着 |
日没と小屋到着の戦い |
雲取小屋手前に雲取ヒュッテ(休止中) |
雲取小屋到着。小屋前でアイゼン、スパッツをはずすヒロマと菊丸 |
第2日(2009年3月21日)
今朝は4時起きでした |
5時に出発。出発前の小屋前で記念撮影 |
雲取山頂をめざす |
山頂到着。狂喜のこのちゃんと菊丸 |
ヒロマ&レイちゃん、アユラシ |
ご来光。5時43分ごろ |
山頂記念撮影。寒い! |
非難小屋の前で朝食後。血行を取り戻した感じです |
富士山アップ |
三条ダルミ |
三条ダルミから狼平に向かう道は起伏も少なく気持ちがいい |
どこでも自動シャッターの隊長 |
ピクニック気分?のメンバー達 |
狼平で狼となり吠えるメンバー |
これから目指す三つ山 |
傾斜や斜度が厳しくなります |
北天のタルまでで一番厳しいところ |
皆必死登ります |
休憩中に水分を補給するレイちゃんと・・・ |
弁当を食べるアユラシ |
北方面の山々。和名倉山方面だろうか・・・ |
目指す飛龍 |
北天のタルで記念撮影 |
場所は一挙に三条の湯 |
昼飯を終了して。これから履きそうな林道が10km |
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バス停到着。16時43分のバスがキャッチできた。 |
もえぎの湯で一風呂と一杯できた先発組み |
残りメンバーも次のバスで到着。お疲れさま! |
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