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井手山岳会日本支部

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第189回:井出山岳会日本支部登山のご報告

 

期日:10月4日(土)

行き先【筑波山(876m)】

 

コースタイム:つくばエクスプレス線「秋葉原」駅[7:48]〜同「つくば」駅[8:40着/9:00](バス)
筑波山神社入口[9:30]〜筑波山神社[9:40/:45]P1[10:25/10:35] P211:15/11:25]〜
女体山[11:43/11:53]〜昼食[12:10/12:50]〜男体山[13:10/13:20]〜食堂[13:35/14:05]〜
ケーブルカー [14:0/14:16]〜筑波山温泉[14:25/15:40](バス)〜「つくば」駅

 

ルートマップ提供 ちゃ       高度記録提供 ちゃ

 

穂高・小金澤連峰の黒岳以来膝の故障でお休みをしていた副隊長が、やっとカムバックの兆し。「よかった〜。また山につれていって!」ということで、隊長所用で不参加の10月4日(土)に、副隊長、A浦氏、そして私ことKonochanの3人で筑波山に行って参りました。

筑波山と言えば、

赤とんぼ 筑波に雲も なかりけり

の、正岡子規の俳句が有名です。この句は、女体山の上からではなく、平地から山を見た景色を読んだのでしょうが、本当にそのとおり。「筑波は空の広い場所!」でした。

 つくばエクスプレスでつくば駅に到着後、バスに乗り換えて30分弱で筑波山神社入口に到着。そこから筑波山神社を通って橋を渡り裏手の女体山登山口から登ります。神社の境内は銀木犀(キンモクセイの花の白いの)の香りに満ち、保存会の人が「がまの油売り」の口上を熱演中でした。

 さて、筑波山は家族連れや軽装のカップルが多く、山のリュックをかつぎ、登山靴を履いた我々のような人はあまりいません。登山道もはじめは石段続き。でも、決して軽い道ではありません。人工的な石段みたいな道がなくなってきたと思ったら、後はずうっと急でごつごつした道です。よいしょ、よいしょと登りながら「こんな風な道をどこかでのぼったなあ。」と思い出しました。「そうだ、尾瀬の三平峠の登りがこういう道だった!」でも、今日は入念に準備体操をしたから、A浦君も副隊長も膝の調子は快調です。

 筑波山は、上の方は花崗岩やはんれい岩の岩塊からできていて、途中の道には、ガマ石、大仏石…など奇岩がたくさん。登りながら変化があって飽きさせません。写真にある「弁慶七戻り」もその一つです。通路の天井はごらんのとおり、一枚岩がかろうじて引っかかっています。ちょっとドキドキしながら通って主尾根へ。

 もう少しかな〜と回り込むと突然女体山山頂の祠があらわれました。女体山(876m)の山頂は、関東平野一面が見渡せる岩の上。つるつるした大きな岩に腰掛けて、気持ちよく風を受けます。物の本によると、この女体山辺りより北は大きな岩塊が福島県の方までつながっていて、鮮新世から更新世ころや、下末吉海進(約15万年前)のころには、今の関東平野の平らな部分には海が入り込んでいました。海岸そばにつきでる筑波山と眼前に広がる海。山頂から見た大海原を想像しました。

 女体山から男体山まではほぼ平らな尾根道。途中で昼食をたべ、るんるんと歩きます。

男体山にも祠があり、山頂は広いです。でも眺めは頂上が狭い分だけ女体山の方が良かったかもしれません。記念撮影の後は15分ほど下りてケーブルカーの山頂駅へ。

 ここまで来ればよかろうと、駅の脇の食堂でビールで乾杯!みそ田楽も美味しくいただきました。ケーブルカー乗車の後はたった5分で下山。神社では、また別のガマの油売りのおじさんが口上の真っ最中でした。門前の店を抜け、出口をでたところの江戸屋という温泉で汗を流しました。帰りがけにつくば駅の駅ビルの食堂でもまたビール。上機嫌で筑波エクスプレスに乗って帰りました。

 男体山からは15分の下り道でしたが、副隊長の膝がまた悪化しました。膝のことを考えて最後の下りはケーブルカーという選択をしたのですが、残念!一日も早くの復帰を願っています。

 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

バス停の裏手から関東平野が見下ろせます。

ガマの油売りの口上。保存会があるそうな。

岩ごつごつの登りできついっすね〜。一回目の休憩でもまだ1kmしか歩いていません。

木陰はさわやか。家族連れも多いです。

「弁慶の七戻り」上の岩が今にも落ちそう。

女体山の頂上。絶景かな絶景かな。

関東平野が一望に見渡せます。

筑波に雲もなかりけり!

ゴルフ場も箱庭のように見えます。

女体山の祠の前で。

夫婦みたい?

男体山へ行く途中の山道で昼食。

男体山からの眺めもいいです。

ビールを飲んだ後、ケーブルカーへ乗車。

ケーブルカーからの眺め。トンネルもくぐり…

あっという間に下山しました。

 

 

 

午後になりガマの油売りの前にも人だかりが…。

バス停への道は温泉街。ここで汗を流しました。

 

 

 

 

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