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井手山岳会日本支部

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第178回井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma  

 
期日:4月12()、13日()
行き先【上信越/水ノ登山(2,202m)・東篭ノ登山(2,227m)


コースタイム:JR長野新幹線「佐久平」駅[8:40](バス)〜車坂峠[9:3410:00]
(
雪上車)〜高峰温泉[10:1010:55]P1[11:3011:40]〜水ノ登山[12:0512:50]
P2[13:10
13:15]〜東篭ノ登山[14:0014:15]〜林道[14:5515:05]〜高峰温泉[15:45]()

 

このシーズン、関東近辺でスノーシューが楽しめて、すっきりとした雪の稜線気分もちょっと味わえて、しかも直ぐに温泉に浸かれるような山を日夜探し求めている訳ですが、実は2か月前に「ここだったらいいかも」と選んだのが、今回の高峰温泉。この温泉は知る人ぞ知る「超人気スポット」でして、ひと月前ぐらいでは予約が叶わないことは、以前から承知してました。そのため、2月早々に予約を入れ準備万端を期すこととした次第。ところが、とりあえず4名で予約を入れていたのですが(いつもはそんなにも集まらないのです ^^;)、蓋を開ければなんと今回は6名の参加。嬉しい悲鳴でさっそく宿に変更の連絡を入れれば、なんとかなるとの仰せでほっとしました。いつものことながら、主催者は前日まで気を揉むものです。ということで土曜日の朝に長野新幹線「佐久平」駅に降り立ったのは、いつもの隊長、副隊長、タマちゃん、凸さんに加え、この頃立て続けに参加してもらっている木の実先生と、今回初参加で小生の大学時代の同級であるA浦くん。小生の説明不足だったせいか、A浦くんは翌日無事に帰るまで「こんなつもりじゃなかった!」を連発しておりました。

佐久平から乗ったバスは予定通りに終点の車坂峠に到着。事前に宿へ連絡をしていた筈が何時まで経っても迎えがやってこないので電話を入れたら、どうもちゃんと伝わっていなかったようで「これから直ぐに行きます!」との返事。そしてやがて現われたのは、なんとワンボックスカーを雪上車に改造したへんてこりんな車。この強引さには思わず笑ってしまいます。乗ってみると流石に乗り心地は悪いものの、こんな奇妙な車に乗ったこと自体で妙に満足できます。激しく揺られながらも程無く宿に到着し、荷物(主に酒とつまみ)を置いてお茶(熊笹茶)を頂いてから出発の準備。この宿では、スノーシューだけでなく、ストックもスパッツも無料貸与してくれる(どうも靴まで貸してくれるらしい)ので、手ぶらでやってきても雪を存分に堪能できるのが凄いところ。サービス精神が実に旺盛です。

ともあれ、木の実先生とA浦くんも含め、6人ともすっかり雪山の装備に身を包んで向かった先は、水ノ登山と篭ノ登山。たいして距離はないのですが、手軽に残雪のアルペン気分を味わえる稀有な存在です。先ずは水ノ登山を目指して稜線を進みます。今日は快晴という程ではないにしろ、風もなく大気の透明度も十分で、多少の苦しい登りも素晴らしい眺望に慰められて順調に高度を稼ぎます。雪質は気温が高いせいでややシャーベット的な状態ですが、スノーシューでは概ね安定した歩行ができるので、スノーシュー初体験のA浦くんも含め、順調な足取り。次第に、後方のスキー場を見下ろすようになり、その右手に頭をもたげる高峰山の姿が顕著になります。その左手を見えれば、いつの間にか黒斑山の奥に未だ真白き浅間山が顔を見せています。行く手の積雪は充分ですが、岩と灌木のミックスとなって、その間を縫うように進めばいつの間にか水ノ登山の山頂。北西の大きな裾野をもった四阿山の姿が印象的です。水ノ登山は山頂が狭い分、孤峰の山頂に立っている実感が湧き、いい気分に浸れます。ここから東篭ノ登山までは、多少のアップダウンに加え主に左側が切れ落ちた稜線を進むため、ちょっとだけアルペン的気分を彷彿させます。水ノ登山手前で出会った、先行していたスノーシュー男女2名は水ノ登山で引き返したようで、この先の稜線には約1名分のつぼ足トレースしか無く、そのつぼ足氏も時々ズボッと落ちているので、スノーシューの威力が改めて感じられます。やがて東篭ノ登山に到着。こちはだだっ広い山頂ですが、眺めの良さは水ノ登山を上回ります。十分眺望を楽しんだら、池の平を目指してさて下山。すぐに樹林帯に入り、ほど良い傾斜で順調に高度を下げれば、やがて目当ての林道に出ます。もうあとは淡々と宿を目指して足を前に出すだけ。

宿に戻ったら汗の引かないうちに1Fのお休み処「朝霧」で先ずビール。きりりと冷えていて実に美味。そのあとは部屋に入り、荷物を整理したら風呂へ。大きな窓の外の木々を眺めながらの湯は格別です。その後部屋で、十分に冷えた白ワインを頂きました。夕食の後も酒を飲みながら遅くまで語り合ったようです(小生は途中で寝ました^^;)

明けて翌日は再び雪上車でバス停へ。今度は本格的な雪上車に乗ることができました。でも、乗り心地は最低です。ところで乗車の際、バス停手前の駐車場で降りる客も多いため、宿の従業員は雪上車に乗る各人に何処で降りるかを確認しておりました。ところが、それを何回も聞いてきたためにアドレナリン分泌過多の隊長はすかさず  従業員に突っ込んだものの、木の実先生にたしなめられていました。小生も前日からこの宿でやや情報伝達の不十分さを感じておりましたが、さすが日頃教育に携わっている先生は慧眼です。ともあれ無事バスに乗り、そのまま佐久平に出る手もありましたが、せっかくなので小諸で下車し、名が売れた老舗蕎麦屋「丁子庵」へ行ってみました。11時の開店と同時に入り、ビールと酒と肴を頂いたあと、締めはやっぱりざる蕎麦。蕎麦の香りはともかくつゆの出汁は絶品と感じました。


 
今回の実働時間:3時間25分
今回の累積登高差:451m
今回の踏破距離:5.6km
 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】バスの終点で宿の迎えを待つ。遠くに目指す水ノ登山が見えてます。

02】これが迎えの雪上車!奇天烈!!

03】ということで記念写真を撮らずばなりません。

04】宿の前で準備中。いつものようにタマちゃん、スノーシューと格闘中。

05】スキー場をバックにして登山開始。気持ちいいです。

06】目指すは東篭ノ登山。

07】まずはこちらの水ノ登山から登ります。

 

08】背景の山は高峰山。

09】木の実先生、元気いっぱいです。

101本目の休憩中。

11】今日もいい天気ですいません。!

12】水ノ登山の頂上直下。

13】水ノ登山に到着。凸さん、こけました。くれぐれも落ちないでね。

14】山頂の雰囲気を満喫中。バックが東西の篭ノ登山。

15】積雪量はこんな感じ。

16】だまされてここまで来ちゃいました。私がA浦です。

17】凸さんと四阿(あずまや)山。左の裾野が菅平です。

18】おーい、はやく下りておいで

19】で、ケツから下りる淑女2名。

20】稜線はあまり寛げるところがありません。

21】けっこう、ずっきんばっこんです。

22】とは言え、みんなまだまだ余裕の表情。

23】とうとう東篭ノ登山に着きました。水ノ登山と黒斑山と真っ白な浅間山。

24】来た甲斐がありました。素晴らしい景色です。

25】タマちゃんも元気。真ん中の小さな山は村上山。いわゆる寄生火山です。

 

26】木の実さんの表情が全てを表しています。

27】証拠写真。

28】池の平に下り始めたところ。

29】樹林帯の中のスノーシューはルンルンです。

30】林道に降り立ちました。

31】林道を辿って宿に戻ります。

32】やっぱり林道歩きは段々飽きてきます。

33】宿に戻って駆け付けのビール。もっ、最高!

 

34】本日の夕食。

35】部屋で思い思いに寛ぐ。

 

 

36】これが朝食。

37】帰りは本格的な雪上車でした。

 

38】締めは小諸の老舗そば屋「丁子庵」に行きました。

 

 

 

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