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井手山岳会日本支部

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第177回井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma  

期日:3月29日()
行き先【中央沿線/神楽山(673.9m)・馬立山(797m)

 


 コースタイム:JR中央線「猿橋」駅[9:449:55](送迎無料乗合バス)
パストラルビュー桂台[10:0010:05]〜神楽山[10:4510:55]〜御前岩[11:1511:25]
沢井沢ノ頭[11:45]〜馬立山[12:0012:45]〜植野山[13:20]〜登山口[13:42]
富士急線「田野倉」駅[13:5014:22]JR中央線「大月」駅・よしの湯[14:28]

 

今回、春を探しに手近な山に行こうと、目指したのは大月駅の裏手の、もうこれ以上の安直な山は見つけられませーん!というくらいの山(と云いつつ結構この頃こんな山が多いです^^;)で、麓からの高低差も300mぐらい。行き帰りの電車に乗っている時間よりも、山から下りた後に飲んでいる時間よりも山にいる時間が短い(!)となると、どちらが主でどちらが従かが全くあやしいですが、そんなことは気にもせず行ってまいりました。今日は前回に引き続き参加頂いた木の実さんと、久しぶりの凹さんを加えた4名。穏やかなまさに春本番の陽気ですが、本格的な芽吹きはもうちょっとだけ先のようです。
 猿橋駅に降り立ち、はなからパストラルビュー桂台経由で登るつもりの隊長でしたが、なんとアプローチとなるモノレールは休止中。乗り物好きの小生としてはちょっと残念。さてどうしようかと思っているうちに一台のマイクロバスがスーっとやってきて駅前に停車。聞けば無料送迎を行っているとのこと。それではということで我々4人は何の疑いもなく車上の人となり、ブワーっと坂道を駆け上がってあっというまに桂台に到着。かつて電車の吊り広告にあったように、流石に眺めが良い。高台にあるこの分譲地のウリはやはりこれなのでしょう。扇山から百蔵山あたりにかけての眺めは最高です。ところが南側一帯は区画整理が終了しているものの草ぼうぼうの状態で、どうやら販売していない様子です。我々は分譲中止区域の西端の道を進み、林道に入って行き止まりの階段を登ることにしました。このまま登山道になれば儲けものと思っていましたが、あっさりとその期待は裏切られ道は無し。それではということで獣道らしきか細い踏み跡を辿っていくと、目の前は急斜面。たぶんこの尾根上には道があると信じて急勾配を適当に這い上がると、神楽山のすぐ東側に尾根に出たものの、やっぱり道は無し。ままよと藪をかき分けさらに進めば意外とあっさり神楽山に到着。周りの松の木々が少々邪魔ですが日差しがあってまずまずの眺め。本来の登山道は北側より上がってきてますが、南側にも踏み跡があり、ちょっと興味をひかれます。山頂にはアンテナ(まさかパストラルビュー桂台の集合アンテナ?)があって、あんまり落ち着ける雰囲気でもないので先に進みます。
 ここから御前岩へは、いったん猿橋駅からの一般道を戻り、途中から左に折れちょっと登り返せばすぐ。南面はすっぱりと切れ落ちた岩壁で、そのおかげでほぼ270度の素晴らしい眺めが得られます。崖っぷちの割には開放的な気分にさせてくれ、陽気も手伝ってしばらくボーっとしていたい(できれば昼寝もしたい)雰囲気。ちょっとだけ和めます。ただし、凹さんだけは何かと崖っぷちに近づきたがるので、その他3人は気が気ではありません。
 次のピークは沢井沢ノ頭ですが、その手前には「八五郎岩」があって、その南側の裾を巻くように道がついています。見上げるとなかなか登り易そうな岩なので、立ち止っていると凹さんは今にも取り付きそうです。菊花山へと向かう道が分岐したすぐ先が沢井沢ノ頭で、ここはそのまま通過。ちょっとだらだら下って登り返したところが馬立山。ちょうど12時なのでここで昼食。特になんの変哲も無い山頂ですが、ちょうど盛りのアブラチャン(あるいはダンコウバイ?)があって、確実に春がやってきたことを感じさせてくれます。
 ここからは通常、九鬼山に登るものなのでしょうが、我々はお手軽登山なので植野山を経由して田野倉へ下山。降り立ったところは水路の上で、暗渠になっているので分かりにくいですが、隙間から下を見ると滔々と水が流れているのが分かります。地図を見れば、この水はやがて山を貫いてなんと猿橋と大月の間にある駒橋の水路式発電所へと導かれているらしい。水力発電事業の初期投資の膨大さが伺えます。しばし田野倉駅で電車を待った後、大月で途中下車しいつもの「よしの湯」へ。今日もまた一番風呂の恩恵に与りました。

今回の実働時間:2時間40分
今回の累積登高差:488m
今回の踏破距離:5.1km
 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】猿橋駅前。背景のパストラルビュー専用モノレールは休止中とのことでした。

02】ここがパストラルビュー桂台。洒落た家が多いです。でもひと気は少ない。

03】流石にここは眺めが良い。背景は百蔵山。

04】神楽山山頂に到着。木の実さんが野バラを見つけたようです。

05】ここは御前岩。富士山も見えて素晴らしい眺めです。

06】こちらは東の方角。扇山が見えてます。

07】こちらは南側。九鬼山をはじめ、今倉山、御正体山、杓子山などなど。

08】のんびりした雰囲気に見えますが、実はすぐ右側は絶壁です。

09】絶壁の上で、凹さんの眼には何が映っているのでしょうか。

10】倉岳山と高畑山。どちらも言わずと知れた中央沿線で人気の山。

11】手作りの道標。地元の人たちの愛情が伝わってきて、微笑ましいです。

12】馬立山に到着。眺めはないが落ち着いた雰囲気。今日の昼食はここにしました。

13】木の実さんに頂いたもの。じゃんけんに勝った小生はタンドリーチキン、負けた凹さんはきゅうりの切れ端。

14】アブラチャンでしょうか、もしかするとダンコウバイ?

15】九鬼山への分岐点。ここから我々は田野倉を目指します。

 

 

16】下る途中に見える、真白き富士。ちょっと逆光です。

17】九鬼山。この辺りから見るとひとかどの山です。

18】下界におりました。実はここは道路では無く、水路の上です。

 

 

 

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