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井手山岳会日本支部

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第175回井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma  

 
期日:2月23日()
行き先【中央沿線/綱之上御前山(寺山)(568m)

 

コースタイム:JR中央線「四方津」駅[9:209:35]〜大野貯水池[10:0010:05]
460m
圏峰[10:3010:40]〜御春山(463.8m)[10:43]〜峠[10:53]〜綱之上御前山[11:3012:05]
鉄塔[12:22]JR中央線「梁川」駅[12:3012:40](電車)JR中央線「藤野」駅〜(バス往復)
藤野やまなみ温泉〜(電車)JR中央線「立川」駅・居酒屋「だるま」

 


 このところ毎晩帰りが遅いという隊長の体調に配慮して、とっても軽めの山を企画しようと捻り出したのが今回の山。はっきり言って紀行文や地図の上ではこの山の存在には気づいていたものの、実際に中央線の電車に乗って眺めるとなると、あまりに線路に近すぎるせいか気に留めることは全くなく、どうしてもその奥により大きな存在感をもって聳える扇山や権現山の方に目が行ってしまいます。それもそのはず、標高わずか568m程度の山なんてこのあたりにはごまんとあるのです。そんな超お手軽プランを立ててみたのですが、結果、今日も参加者は2名のみ。皆さん、冬が余程お嫌いのようです。

冬といっても今朝はぽっかぽかの陽気で、気温はなんと15度。先週の奥日光とは20度以上も違います。ただし、午後になると北風が吹き始めるとの予報なので、早々に下山するのが正解のようです。久しぶりに乗った「ホリデー快速河口湖1号」で四方津に下車。ここで降りるのも久しぶりです。犬目行きバスを待っても良いのですが、どうせ大野貯水池まで30分の道程なので歩きます。坂道に掛かるとうっすら汗が滲むくらいにいい陽気。大野集落が見えれば貯水池ももうすぐ、最後の登りで後から来たバスに抜かれました。この貯水池は、看板によれば発電用とのことですが、それらしき建物は見当たりません。地下にあるんでしょうか。水鳥が佇む湖のほとりで散歩していた近所の方に、梁川へ抜けるルートを教えられ、「あずまや」があるピークに上がります。なかなかの眺めで、きっと桜が咲く頃に来るといい感じでしょう。でも景色をめでるのもここまで。この先はいきなり篠竹のブッシュが始まり、それが延々と続きます。踏み跡はしっかりしているので迷うことはなさそうですが、背丈を越す篠竹の藪を縫って歩くのはあんまり楽しくないです。少なくともここを登るのはこの季節限定でしょう。急な登りになって着いたところが御春山の一つ手前のピーク。ここも眺望ゼロでしたが、この隣の御春山では微かに周囲が見渡せます。一旦、奈米沢集落と新倉集落を繋ぐ峠まで下ると、そこには道祖神や祠があり、こんなところにも人の営みがあることを感じさせてくれます。そして再び登り。行く手に綱之上御前山が見えてくると、また一旦下って登り。最後は、所々に赤テープがあるものの、これって道か?と思うほどちょっと尋常では無い急斜面。低山だからといって侮ってはなりません。出たところはまだ山頂ではありませんが、ちょっと露岩があって眺めが良い。その先の山頂も東方の一角だけは眺望があり、生藤山から陣馬山辺りまでが視認できて、低山ながらも清々しい気分にさせてくれます。

ここで昼食。さすがに今日は湯の沸くのが早い。今日のカップラーメンは先週よりも断然、美味いです。そうこうしているうちにやっぱり冷たい北風が吹き始めてきたので、ミルクティーも飲んだら証拠写真を撮ってさっさと下ろうとしていたところ、なんと梁川駅方面から熟年夫婦連れが登ってきました。こんな山にも来る人がいるんですねー、と自分達を棚に上げて妙に感心。しかも一つ隣の山、斧窪御前山まで既にクリアしてきたとのこと。お見逸れしました、としっぽを巻いて下山にかかります。直ぐに目印の鉄塔があり、その手前の鞍部から樹林帯に入ります。九十九折りの歩きやすい道を下れば、梁川駅はもう目の前。これぞ低山の悲しさ(否、安易さ)。12時半に駅に降りてきてしまったのも、そうそうあることではありません。

仕上げは梁川駅から藤野駅へ移動し、さらにバスに乗って「藤野やまなみ温泉」(600)に漬かり、ビールと枝豆と餃子。再び藤野駅に戻って立川駅で下車、南口にある居酒屋「だるま」に落ち着きました。店内は馬券を買いながらテレビ観戦するギャンブラー達で大いに盛り上がっていました。さすが立川の居酒屋ならではの光景。このころ、強風で電車が軒並み運転見合わせとなっていたことに気が付きました。山の上で吹かれず良かった。

 
今回の実働時間:2時間5分!
今回の累積登高差:487m
今回の踏破距離:5.4km

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】四方津駅より西方を望む。真ん中の山の奥が綱之上御前山。見えていません。

02】駅前の甲州街道。デーリーヤマザキの隣は、実は酒屋です。わからねー!

03】駅前のバス停。でもバスを待たずに歩き始めます。

04】大野貯水池に到着。背景の尾根を上がりました。

05】貯水池から望む扇山。堂々とした風格です。

06】奥に見えるのは権現山、雨降山の稜線。

07】ここが御春山の山頂。眺めはこの程度。

08】ちょっと下った峠にあった祠。山里の匂いがします。

09】目指す綱之上御前山が見えてきました。

10】倉岳山と高畑山。

11】綱之上御前山の手前に露岩があり、ちょっとだけ眺めがいいです。

12】綱之上御前山に到着してお湯を沸かしているところ。今日は沸きが速いです。

13】東方だけこんな眺望。やはり四方津駅は手前に山に隠れて見えません。

14】こんな標識がありました。でも立木を削ってはだめですねー。

15】たまたま遭遇したご夫婦に撮って頂きました。

16】下る途中にあった八坂神社。

17】こんなイチモツもありました。もしかして御神体じゃあ・・・?

18】鉄塔に到着。梁川駅はもうすぐです。

19】高畑山がちらっと見えました。

20】梁川駅。奥に見える尾根を降りてきたという訳です。

 

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