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井手山岳会日本支部

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第174回井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma  

 
期日:2月16日()〜17日() 
行き先【奥日光/刈込湖(スノーシュー遊び)

 

コースタイム:東武日光線「東武日光」駅[9:089:26]〜日光湯元・越後屋[10:5111:30]
蓼ノ湖[11:58]〜小峠[12:4013:25]〜刈込湖[14:0014:10]〜小峠[14:37]
〜金精有料道路[15:09](タクシー)〜日光湯元・越後屋[15:20](泊)

 

 今シーズンのスノーシュー遊びは昨年同様、奥日光から始まりました。昨年は光徳にあるアストリアホテルを拠点としましたが、今回は湯元の温泉宿「越後屋」。日光市街は殆ど雪がなかったのですが、いろは坂を越えると一面の銀世界。更に湯元に近づくと雪まで降っています。気温はマイナス8度ですが、風が吹かなければ何とかなりそう。宿に荷物を置かせてもらい、玄関からちょっと歩いたところが湯元の源泉で、その脇からスノーシューを装着。しっかりトレースが付いているのでツボ足でも何とかなりそうです。ちょっと股を広げて歩く「スノーシュー歩き」は久しぶりなので、昨年から休んでいた一部の腿の筋肉がつりそうです。ところで今日目指すのは刈込湖・切込湖。調子が良ければ光徳までいってみようという寸法です。歩き始めると乾いた雪は小気味いい音を立てます。畠中恵の小説「しゃばけ」シリーズに出てくる妖の鳴家(やなり)は時々「ぎょんぎー」とか「ぎゅわ」とか鳴きますが、この雪を踏みしめる音はどうもそんな感じを連想させます。

まずは金精有料道路を横断するために一旦登り、また蓼ノ湖へは下りのトレースを辿ります。夏道は蓼ノ湖を通っていないので、この季節ならではです。蓼ノ湖に到着すると大勢のスノーシューツアーの団体が昼食中。どうやら彼らはここまでのようですが、我々はもうちょっと行ってみます。また上りになって辿り着いたのは小峠。吹きさらしで立ち止っていると忽ち凍えそうです。ちょっと先のところで昼食にしようと、バーナーを取り出して湯を沸かそうとしますが、これがちっとも埒があきません。バーナーの音もあまりに頼りなく、ぬるま湯になったところでもうその温度を維持するのが精一杯の様子。やむなくそのぬるま湯をカップラーメンに注ぎこみ、暫し待ち、はげしくアルデンテのラーメンを頬張りました。

とりあえず腹が落ち着いたところで早々に出発。流石に暫くじっとしていると寒さで手の指先が痺れます。隊長は「指先が痛い」と泣きそうな声。30分も歩くとだんだんと指先にも血が通うようになり、トレースはと言えばそのころから急降下。どこまで下るのよ!と思っているうちに、突然視界が開け、そこが刈込湖でした。雪の平原が広がっているだけなので、知らないとここが湖とは感じられないかも知れません。ともあれ、なかなか幻想的です。

でもじっとしているとまた痺れてくるので、証拠写真を撮ったらすぐに移動。もう切込湖まで行く気力も失せて、温泉目指して戻るだけですが、同じトレースを辿るのも芸がないので、偶々目に留ったもう一つのトレースを辿ってみることにしました。どうやらこのトレースは、小峠からのものらしく、谷沿いに続いています。上手くいけば、特に登ることもなく蓼ノ湖に出そうな感じ。トレースは狭隘な谷の起伏の多い場所に巧みに付けられていて、風は遮られているものの、上から雪でも落ちてくると全く逃げ場がないですが、今日の天気ではそれも無さそう。やがて案の定、小峠に到着。雪が降り続くなかを再び蓼ノ湖の西側を回って、ほんのちょっと登り返せば金精有料道路に出ます。もう湯元温泉街は目の前。

宿に戻ったらたっぷりと暖房が利いた部屋で早速ワインを一杯やった後、目当ての風呂へ。流石に湯元のお湯は硫黄(硫化水素)の匂いがたっぷりで、これぞまさに温泉。外の露天風呂もなかなか気持ちがいい。でも、濡れた髪の毛やメガネについた水滴が忽ちパリパリに凍ってしまうのには驚きました。
 

今回の実働時間:2時間55分
今回の累積登高差:387m
今回の踏破距離:6.7km

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】今宵の宿「越後屋」に荷物を置いていざ出発。

02】ひさびさのスノーシューです。

03】準備完了。日差しが出ると暖かい。でも気温はマイナス8です。

04】山に入ると雪の量はとたんに増えます。

05】まだまだ余裕の表情。

06】蓼ノ湖に到着。対岸にはスノーシューツアーの面々が見えます。

07】凍っていないところもあります。温泉でも出ているのでしょうか。

08】ここからはちょっと急登。

09】昼食。気温が低いせいか、ぜんぜんお湯が湧きません!寒い!!

10】完全に氷結した刈込湖に到着。今日はここまでで引き返します。

11】小峠に戻ってきてひと安心。

12】金精有料道路はこんな状態。

13】眼下に湯元温泉街が見えてきました。

14】湯元の源泉に戻りました。スノーシュー遊びはここでおしまい。

15】部屋に戻ってさっそくワインを開けました。

 

16】部屋の外はこんな景色。見るからに寒々しいです。

17】明けて、朝食をいただきます。

18】なかなか美味しそうですが、「とろろ」だけは頂けません。あしからず!

19】雪舞う中をバス停へ。セピア色にしてみましたが、あんまり変わりません。

 

 

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