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井手山岳会日本支部
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第170回井手山岳会日本支部登山のご報告 produced by H.Tanuma コースタイム:塩山・井筒屋(前泊)[8:15]〜(タクシー)〜林道分岐[8:40]〜登山口[8:55/9:00] 乾徳山は言わずと知れた甲斐・武田信玄の菩提寺、恵林寺の山号であると共に、登って佳し、眺めて佳しの名山ですが、かねてよりターゲット候補として名前が挙がっていたものの、アプローチの点で都心からの日帰りではちときつく、かと言って2日間ふんだんに時間が取れる場合にはちと勿体ない山だということで延び延びとなっていました。今回、諸氏諸般の事情から土曜日午後出発ということになり、それではということで今回のターゲットとしたのでした。昼過ぎにゆっくりと家を出て、塩山駅で4人が集合したのは陽がすっかり傾いた午後4時。駅前で酒と少々の肴を仕入れたのち、井筒屋へ向かいます。数ある塩山周辺の宿でここを選んだ理由は唯ひとつ、卓球台があったから。それは松本在住の凸さんのリクエストによるもので、2年半前の水上の宿<http://www.nurs.or.jp/~yide/050416,17J/2005.04.16,17J.html>以来の卓球勝負。浴衣姿には妙に卓球が似合います。 明けて2日目はすっきり良い天気。タクシーで徳和集落の外れまで行き、さらに林道を進むと立派な看板がある登山口。植林帯の中のやや急なつづら折りの道はやがて小尾根を絡むようになり、傾斜が緩んだところで「錦晶水」に到着。この先一帯は国師ヶ原と呼ばれているところで、白樺林が点在していてちょっとした牧歌的雰囲気が味わえます。ここにはかつて2つの小屋があり、大学時代にその一つに泊まり乾徳山から黒金山を経て西沢渓谷まで下ったことがありましたが、光陰矢の如し、今、その一方は痕跡すらなく、残りの高原ヒュッテも建て替わり、さらにその小屋も避難小屋に変わってしまっていました。しかし、あたりの白樺林と、見上げた青空に突き上げる乾徳山のキリッとした姿だけは当時のままです。 この先、扇平まではちょっと感動的な登り。低木と枯れススキが茂る斜面を登る程に天空は広がり、眼下に甲府盆地が浮かび上がり、その先の富士山が益々そびえ立つように見えてきます。標高1,850mの扇平まで上がると今度は北東側がひらけ、甲武信岳から雲取山に至る奥秩父連山や、大菩薩連嶺が一望できます。行く手はこれからコメツガ、シラビソの樹林帯となり、山頂に近づくにつれて次々と岩が立ちはだかるようになりますが、道は巧みにその弱点に付けられていて特に苦労は要りません。しかし頂上直下の天狗岩だけは圧巻、十数mの垂直に近い岩壁は鎖にしがみついてずり上がるしかなく、純粋に腕力勝負。細腕のタマちゃんにはややきつい。それでもなんとか這い上がれば、そこには将に360度の大展望が待っていました。 昼食を済ませたっぷり眺望を堪能したら、水ノタル経由で下山にかかります。一般にはこちらが下り専用ルートのようですが、岩がごろごろしていて足下が不安定な分、代えって神経を使うかも知れません。急坂を降りきって暫し巻き道を進めば、再び国師ヶ原の避難小屋に到着。ここから道満尾根に向かいます。一旦やや登った後、太平牧場を左手に見下ろしながらひたすら黙々と尾根道を下ると道満山を通過。さらに下れば徳和峠で、ここから尾根を外れれば徳和集落なので、携帯でタクシーを予約。全く便利な世の中になりました。徳和集落のバス停に降り立ち、煙草を一服する間もなくタクシーが到着。運転手の勧める「はやぶさ温泉」へと直行したのでした。 今回の実働時間:6時間00分 |
〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 〜
【01】今宵の宿、井筒屋に到着。 |
【02】夕食はこんな感じ。カニもでました。 |
【03】で、お約束どおり卓球に興じます。 |
【04】タマちゃんのスマッシュを受けきれるか!? |
【05】部屋に戻って宴会。 |
【06】朝飯もボリュームあります。 |
【07】乾徳山登山口に到着。はりきっていきましょう! |
【08】錦晶水の水場。そんなには冷たくないが、美味。 |
【09】乾徳山が見えてきました。まだ高い! |
【10】旧高原ヒュッテ。現在は避難小屋。 |
【11】あたりは白樺林に囲まれていて良い雰囲気。 |
【12】扇平直下のすすき野。眺めが良くなってきました。 |
【13】背景は大菩薩連峰。 |
【14】いよいよこれから岩っぽくなります。 |
【15】岩の隙間を下る凸さん。挟まらないように! |
【16】これから、タマちゃんがクサリ場に挑戦。 |
【17】うんしょ、うんしょ! |
【18】こんちくしょー! |
【19】最後の難関。頂上直下の岩場。 |
【20】最後のチカラを振り絞ります。 |
【21】でもって山頂到着。絶景です。 |
【22】山頂は多くの登山客で盛況でした。 |
【23】甲府盆地越しに見る富士。やっぱでかいね。 |
【24】奥秩父連山も手に取るように見られます。 |
【25】中央が黒金山。右奥は甲武信岳。 |
【26】国師ヶ岳と奥に金峰山。 |
【27】4人揃って証拠写真。 |
【28】国師ヶ原に戻ってきました。 |
【29】振り仰ぐ乾徳山。凛々しい姿です。 |
【30】夕闇せまる徳和バス停に到着。 |