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井手山岳会日本支部

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第167回井手山岳会日本支部登山のご報告  produced by H.Tanuma  
 
期日:11月4日() 
行き先【中央沿線/花咲山(761m)
 
コースタイム:JR「大月」駅[8:458:55](タクシー)〜真木郵便局前[9:059:10]
馬ノ背”[9:5510:05]〜大岩山[10:15]〜花咲山[10:3511:20]〜叉平山
[11:55]
〜浅利集落[12:35]〜JR「大月」駅[13:0513:13](電車)〜JR「猿橋」
[13:15]〜猿橋[13:37]〜湯立人温泉[13:45]
 
 
 なんだかんだバタバタしているうちに時間だけはさっさと過ぎていくばかりで、ふと気が付くともう11月。そろそろ忘年会を考える季節になってきたなあ、と思いながら今回向かったのは花咲山。その名の通り、大月の花咲地区の裏山で、またの名を梅久保山というのだそうです。花咲地区から見上げても全く風采が上がらない山なれど、東西方向、例えば「稚児落とし」側から見ると、すっきりとしたなかなかシャープな風貌。朝、家で目覚め、青空を見上げて「しまったー!」と思ったときにでも、何の問題もなく登れるような「ちっちゃい」静かな山です。こんな手頃の山を今まで
登らずにとっておいたのは、ドカ雪が降った直後に登るのが最適ではないかと考えていた次第。でもこのあたりで登る候補のストックが乏しくなってきたこともあり、そして今日は日曜日でもあるし、加えて松本在住の人にも余裕を持って登って帰れる山となると、ここで披露するのが妥当との結論に至りました。 大月駅からタクシーに乗り、真木郵便局で下車。今日も良い天気。右に分け入り、小学校を過ぎればゆるゆると山に近づく。林道の脇から階段を登るともう山の中。踏み跡も程よくあります 子供の頃に、親からそんなに離れていないところで、でも親の目が届かない隠れ家を自分なりに築いた気分、とでも言うのでしょうか。なんだかちょっとウキウキしてきます。途中、大岩山の手前に馬の背状の岩場があり、ちょっと一服。滝子山から雁ヶ腹摺山など北面の山々の眺めが良い。色づきはもうちょっと先でしょうか。さらに顕著な尾根を上がると標高717mの大岩山。視界は木々に遮られていますが、行く手には三角錐の花咲山の姿があります。ここから一旦、木の枝にぶら下がりながら急降下。程なく一転して登り返しとなり、時々現れる岩をよじ登りながら花咲山(761m)に到着。ここも眺望は得られませんが、良い雰囲気。木漏れ陽を浴びながら、ちょっと早い昼食です。 花咲山からの下りはちょっとそのまま直進し、そして右に折れます。150mほど下るとまた岩混じりの登りとなり、そこが標識は無いものの叉平山(610.2m)。ここからまたちょっとだけ尾根伝いに下りますが、その後、踏み跡は鋭角的に右に折れ、しばしトラバースしてひとつ南側の尾根に移ると、もうあとは地形に沿って下るのみ。稚児落としや岩殿山の大岩壁も目の前。背丈を超す笹藪の中、トンネル状に道が形成されているところもあります。突然、中央高速脇の側溝に出て、目の前を車がビュンビュン通りすぎていくのを見ると、とたんに俗界に引き戻されます。あとは舗装道路に従い、桂川を渡って大月駅へ。  流石にまだ「よしの湯」でも開いていない時間なので、湯立人(ゆたんど)温泉に行ってみます。丁度やってきた上り電車に乗り猿橋駅へ移動。その後、折角なので奇橋「猿橋」見物し、湯立人温泉へ。標識に従ってバス通りから下っていくとどう見ても古びた普通の民家があり、看板もないのですが、よーく見ると控えめに「営業中」という札が懸かっていました。半信半疑で玄関を開けようとすると、ちょうどおばちゃんが顔を出し、ひと安心。湯は少々熱めでしたが、湯上がりに20畳程ある休憩室で西日を浴びながらビールを飲んでいると、何だか田舎のおばあちゃんの家にやってきたような気もして、ちょっとだけ現実からトリップできました。    

 
今回の実働時間:3時間30分
今回の累積登高差:481m
今回の踏破距離:8.0km

 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】真木郵便局前。この先を右に入っていきます。

02】郵便局前から真っ白な富士山が見えました。

03】林道から山道にはいるところ。隠れ家への入口。

04】ちょっと登ると視界が広がります。左は高川山。その右にちょこっと富士山。

05】馬の背状の岩場でひと休み。ここ、気持ち良い。

06】南大菩薩の連嶺がよく見えます。中央やや左が滝子山です

07】大岩山からの急降下。地図ではちょっと分かり難い。

。【08】目の前のピラミダルな山が花咲山。

09】ちょっと足場が悪い岩場の下りでタマちゃん奮闘中。

10】右手には大月の町並み。その手前はゴルフ場。

11】ここが花咲山の山頂。悪ガキ三人。

12】川を隔てた対岸に「稚児落とし」の岩場が見えています。

13】何を指さしているのか判りませんが、岩殿山です。

14】大月市街と菊花山。

15】中央高速と岩殿山。その奥は右が扇山、左が百蔵山。もう下界は近い。

16】笹藪のトンネル。道はしっかりしています。

17】こんな笹藪の中にぽつんと祠がありました。

18】奇橋「猿橋」でちょっとだけ観光モード。

19】湯立人温泉の休憩室で寛ぐ。常連のおばちゃん達に御菓子を頂きました。

20】大月駅近くの中華料理「正華」で、しこたま飲み食いしました。

 

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