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井手山岳会日本支部

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 158回 井手山岳会日本支部登山のご報告   reported by H.Tanuma 

 

行き先:【中央沿線/大峰(1,410m)・水無山(1,139m)〜上平】

期日:623()  

 

コースタイム:JR中央線「猿橋」駅[8:428:46](バス)〜上和田[9:189:25]〜分岐[9:49]P1[10:0510:15]P2[11:0511:15]〜西沢ノ頭の肩[11:5512:35]〜大峰[12:59]〜西沢ノ頭[13:21]〜水無山[13:5514:05]
尾越山[14:20]P3[14:5515:05]〜上平バス停[16:0516:20](タクシー)
大月「よしの湯」・JR中央線「大月」駅[16:3517:25]JR中央線「立川」駅[18:45] 

 

 この頃、気象庁の週間天気予報がちっとも当てにならないせいか、週始めに週末の天気を見て一喜一憂することは余り無くなりつつあり、そのおかげで今回も2日前までは雨の予報でしたが、結果はやっぱり晴れ。ことほどさように天気予報は難しいものなのでしょうが、少なくとも週末の予定を週間天気予報を頼りに決めるのは止めた方がよさそうです。今回は、第154回で尾根の下降に失敗したことを受けてのリベンジとして、N師匠とお孫さんのSくんを加え、総勢6名で大峰から尾越山から先、尾根末端を目指しました。 

 いつもの猿橋駅8:46発のバスに乗り、終点の上和田で下車。集落を抜けて分岐点までは前回と同様ですが、ここからは沢沿いに進みます。道はしばらくはしっかりしていますが、沢が近づいてくるとだんだんあやふやになってきて、滑りやすい沢身の中を慎重に登ります。やがてなだらかなところに出ますが、このあたりはけものみちが交錯しているようで、本来の道はもう判然としません。でも登りは単に高みを目指せば良いわけで簡単。次第に傾斜が強まり手も使うようになり、ふと気が付くと、あたりは自分の息遣いすらかき消されるほどのエゾハルゼミの大合唱。稜線を目指して一心不乱に登れば、突然視界が開け、南側が伐採地となっている尾根に飛び出ました。もうここは西沢ノ頭の頂きが直ぐ目の前です。せっかく眺めが良いのでここで昼食。本日の特別メニューはOTKさんのお土産の「しめじそば」、地域限定のベビースターCUPメンだそうです。 

 西沢ノ頭から多少下ってから大峰への登り。途中、地形図にある上和田からの道は見つからなかったので、どうやら廃道になっている様子。となれば我々の上がってきた路(?)が最善だったのかも知れません。大峰までは高度差100m程度なので一息で登れます。山頂には小さな祠がひっそりとあって展望も皆無。ここだけを目指してくるのはちょっと酔狂かも知れませんが、一人になりたいときにはうってつけでしょう。記念撮影しているときに、Sくんが「鹿がいたよー!」と叫んだのですが、我々が振り向いたそのときにはもう姿は見えず。すばしっこい動物は、すばしっこい人間にしか見えないのです。 

 さて下りにかかります。西沢ノ頭から暫くは南斜面が伐採地なので眺めが利きますが、その分、ハギやノバラなどの低木が生い茂っていて結構うるさい。ついでに蜘蛛の巣もけっこううるさい。水無山の登りに懸かる頃からは植林帯に変わりほっとします。水無山山頂は写真を撮ったらそのまま通過し尾越山へ。ここでうっかりすると前回の二の舞なので注意して進むと、尾越山への登りの手前に右へとトラバースする明瞭な踏み跡を発見。これに気が付かなかったとは・・・。隊長がこの巻き道を進んで途中で待機してくれたおかげで、山頂に行った我々はどの方向に降りればいいかが良くわかりました。前回とは全く異なる方向なので、情け無いと思うと同時に、見通しの利かない尾根を下る難しさを再認識した次第。 

 ここさえ外さずに行けば、あとは明瞭な踏み跡なのでもう大丈夫、残されたルートはまだ結構長いですが、次第に高度を下げながら順調に踏破していきます。ところが、画竜点睛を欠くとでも言うのでしょうか、道なりに進むととあるピークを巻いているなあと思いつつそのまま進めば、いつのまにか道は下界に急降下し、気が付けば上平。どうも巻いてしまったのは672m点峰のようでして、あそこは忠実に尾根すじをトレースすべきだったようです。ともあれ、降りてきてしまったので致し方なし、バス停の時刻を確認すれば未だ当分バスは来ないので、いつものようにタクシーを呼んで暫しのんびり待っていると、なんと真下の道をバスが走っているじゃないですか!迂闊にもその時点で漸く気が付きました。上平バス停の次が浅川入口バス停で、そこで浅川始発のバス路線と合流するということを。今更ジタバタしても始まらず、とりあえずやってきたタクシー2台に分乗し、よしの湯に直行したのでした。 

 風呂を上がれば悔いもすっかり吹き飛び、仕入れた酒と肴で立川まで移動した後、久しぶり(だっけ?)に「ぢどり屋」でワインと(もちろん、Sくんはソフトドリンクですが)地鶏を頂きました。   

 

今回の実働時間:5時間20分 

今回の累積登高差:1,100m

今回の踏破距離:10.3km

 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】猿橋駅でバスを待つ。今日も松本からOTKさん参加。

02】上和田バス停。今日は総勢6名です。

03】上和田の集落を抜けて行きます。今日はジリジリ暑い。

04】小休止。樹林帯の中は涼しい。

05】木々の間からちょこっとだけ大峰が見えました。

06】途中から沢沿い。踏み跡はあるが、果たしてこれが道かどうか・・・

07】標高1,050m付近のなだらかな所にでました。休むにはうってつけ。

08】鬱蒼と生い茂る尾根を直登。これは下を向いて撮ったところ。

09】見晴らしの利く伐採地から見る、下る予定の尾根。奥は百蔵山と扇山。

10】宮地山。遙か彼方は御正体山。残念ながら富士山は見えません。

11】もう西沢ノ頭はすぐそばです。


12】大月方面をバックに。

13N師範と孫のSくん。

14】エゾハルゼミがうるさいくらいに鳴いています。見えるかな?

15】結局眺めが利くところはこの辺りだけでした。

16】西沢ノ頭から大峰へ。



17】大峰の頂上にある祠。

18】頂上で記念撮影。あれ、フラッシュが焚かれない?

19】ではもう一度。あれ、Sくん、どこいった? 左の方でSくん「鹿がいたー!」

20】大峰の下り。

21】伐採地は少々藪がうるさいです。


22】西沢ノ頭と大峰。

23】水無山で証拠写真。

24】尾越山にて。OTKさん「おう、おせーぞ」、タマ「なによあんた、いたの。」

25】尾根を下る途中、浅川峠と浅川の集落が見えました。

26】上平バス停にて。この直後、左手の道を浅川発のバスが通過。迂闊!

27】「よしの湯」でさっぱりした後、立川へ移動中。

28】いつもの立川「ぢどり屋」。

29Sくん。まだエネルギーは余力充分。

30】もういっちゃいました。

 

 

 

 

31】もっといっちゃいました。

 

 

 

 

 

 

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