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井手山岳会日本支部
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第 154回井手山岳会日本支部登山のご報告 reported
by H.Tanuma 行き先:【中央沿線/水無山(1,139m)&尾越山(1,098.9m)】 期日:5月26日(土) コースタイム:JR中央線「猿橋」駅[8:42/8:46]〜(バス)〜上和田バス停[9:18/9:25]〜分岐[9:45]〜P1(850m付近)[10:00/10:10]〜水無山[10:45/11:20]〜尾越山[11:33]〜P2[12:05/12:15]〜井戸地バス停[12:35/12:50]〜大月・よしの湯[13:05/13:40]〜JR「大月駅」[13:45/13:51] 今回も週間天気予報では、3日前までは雨の予報でしたが、当日は朝からさも当然のように快晴。お陰様でなかなか合羽を着る機会がありません。ターゲットは予てより少々気になっていた水無山に、隊長と二人で行ってみました。大菩薩連嶺の黒岳から東へ派生する長大な楢ノ木尾根の外れにある山で、勿論、マイノリティ向けですが、上和田集落から登り始めてみると大月市が設置したいつもの道標があって、思わず「さすがは大月市!」と言ってしまいます。とはいえ、山自体はやっぱりマイナーで、結局誰にも会うことはありませんでした。 猿橋駅から上和田行きバスに乗り、終点で下車。この集落は周囲を見上げるような山に囲まれていて、いわばよくある山村の風情ですが、いままさに様々な花が咲き乱れシャングリラを彷彿させます。若者にはちっとも魅力が無いのでしょうが、歳を重ねてくるとこのような雰囲気に何とはなしに和むものです。上和田集落にある道標には「水無山・大峰」とあって、水無山から北東に延びる尾根上に、大峰へ向かう路とそのまま尾根を上がる路との分岐があります。で、我々はそのまま尾根を直登。余りこなれた路では無いので、尾根の傾斜そのままの爪先上がりというか、踵下がりの登りが続き、アキレス腱が常に伸びきった状態。なにやら上の方ではセミの鳴き声。それ以外は自分の息づかいのみ。やがて、前方右手に大峰と西沢ノ頭が見えるようになり、残りの高度が大体わかるとあと一頑張りで、ほっと主稜線にでます。2万5千分の一地形図ではそこが頂上のようになっていますが、実際に標識がある山頂はここからちょっと東方に水平移動したところ。コナラやミズナラなどの雑木林で眺望ゼロ。でもひっそりとしていて落ち着いた雰囲気。どうやら鳴いているセミはエゾハルゼミのようです。 カップラーメンを食べた後、尾越山へ。水無山に劣らずひっそりとした山頂。さてあとは南に向かってひたすら下るのみ。ところが、これは下界に降りてから漸く気が付いたことですが、この尾越山からの下りで方向を間違えたらしく、思っても見なかったところへ降りてしまいました。尾越山から下り始めたころは、結構険しいくだりだなあ、という程度で、そのうちに傾斜も緩むだろうと思っていた訳で、木の葉が茂っていて視界は全く得られなかったものの、思惑通り南へ向かっているものと堅く信じていました。が、そのうちにどうも東に寄っているようだと思うようになり、下の方に集落が見えるようになると、もう誤りを確信。それでも未だ尾越山から間違えたとは思っておらず、地形図にある「草木」集落あたりに出るものと思っていました。ところが国道に降り立って目の前にあるバス停の名前を見ると「井戸地」とあり、頭が混乱。地図を睨んでやっとこさ気が付いたわけですが、それでも尾越山から間違ったことにはどうにも納得できません。隊長とリベンジを誓った次第。 ところで下降の途中、腰を下ろして地図を見ているときに、何者かが落葉を踏みしめる気配。 それはさておき、間違ったことで真っ昼間に下界に降りてしまった訳で、今からタクシーを呼んでもよしの湯には1時に着いてしまいそう。開店は正式には4時なので(とは言っても4時前に入れさせてもらったことも何回かありますが)、果たして入れてくれるのか半信半疑でしたが、隊長が電話するとあっさりOK。それではということで直行。こんな時間に入るのはお天道様に申し訳ないと思いつつ、入湯。湯から上がってさっぱりしたところで再度、二人で協議。こんな時間からやっている店(飲み屋)が果たしてあるだろうか、と。何しろ立川に着いても未だ3時前なのです。ところが流石は競輪の街、立川。駅前の「玉河」は開いているどころか、酔っぱらいの集団で既に大いに盛り上がっていたのでした。 今回の実働時間:2時間15分 今回の累積登高差:657m 今回の踏破距離:4.9km
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【01】上和田バス停にて。これから後ろに見える尾根を左へ上がります。 |
【02】ユビキタス的な大月市の道標。 |
【03】終始、広葉樹林帯を登ります。 |
【04】風が吹くと結構涼しくてグッド。 |
【05】主稜線に到着。水無山はこの左手です。 |
【06】水無山に到着。 |
【07】じつに落ち着いた雰囲気の山頂。早々に昼飯。 |
【08】ここが尾越山。朽ちかけた標識がありました。 |
【09】いつのまにかコースを外れ、目の前の尾根を降りてきました。 |
【10】対岸に見えるのは三ツ森北峰から連なる鋸尾根。 |
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【11】こんなに早く降りて、さてどうするかなーと思案中。まだ12時半。 |
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おまけ |
「誰かさん」の新しい遊び道具 |
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