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井手山岳会日本支部

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 153回井手山岳会日本支部登山のご報告   reported by H.Tanuma

 

行き先:【中央沿線/三角コンバ(1,435m)〜甲州高尾山&「天空の湯」】

期日:519()

 

コースタイム:JR中央線「甲斐大和」駅[9:059:15](タクシー)〜境沢橋[9:259:35]
三角コンバ(1,435m)[10:2510:35]〜境沢ノ頭[10:45]〜深沢峠[11:15]P1[11:4011:50]
棚横手山[12:2513:05]〜富士見台[13:30]P2[13:4513:55]〜甲州高尾山[14:05]880m圏ピーク[14:35]
ぶどう畑に出る[15:25]JR中央線「勝沼ぶどう郷」駅[15:35](タクシー)〜「天空の湯」[15:4017:10]

 

朝、三郷駅を出る頃は概ね晴れでしたが、高尾駅に着く頃にはいつの間にか雨。駅前のマックで100円コーヒーをゆっくり飲んで、駅に戻る頃にはさらに雨脚が強くなっていたものの、予報と天気図を予め確認し天気の回復を確信していたので、特に慌てることもなく悠然とホームで電車を待っていた時のこと。後ろに並んでいた熟年登山者2名が空を見上げながら「今日はだめだな」、「これは台風の影響だよ」などと話しているのを聞いて、何を根拠にそんな話になるのだろうと少々訝しく思ったものの、詮索するのも訂正を進言するのも止め、そのまま聞き流しました。かく事さように天気を読むのはなかなか難しいものですが、この頃は特に天気の変化が激しくなっているように感じてるのは小生だけでしょうか。地球温暖化の影響かどうかは定かではありませんが。

ともあれ案の定、甲斐大和駅に降り立った時には既に晴れ。気温高し。東京組の隊長、タマちゃん、凸凹ブラザース2号、そして小生と、松本組の凸凹ブラザース1号が合流、5人でタクシーに乗り境沢橋を目指します。ところで前回、三角コンバに登ったとき、「次回はここから甲州高尾山を目指してみよう」と話し合っていて、それが今回となった次第でして、あれから僅か3ヶ月で山は劇的に変化していました。寒々しい冬枯れの木立が緑溢れる森に変身。自然の摂理とはいえ、まさに山が生きていることを実感します。

前回は三角コンバから境沢橋までの下山では、立木に掴まらないとずり落ちそうな斜面を急降下したことで、今回は逆に厳しい登りを覚悟していたわけですが、何のことはなく一旦南西方向に斜上し、その後北西に斜上する立派な踏み跡があって、三角コンバまで1時間足らずで登ってしまいました。少々拍子抜け。ここから境沢ノ頭は一投足ですが、その先、深沢峠への下りは少々惑わせます。南西側に降下する確かな踏み跡があるのでそちらに行きがちですが、一旦、源次カ岳方面に進んでから左に折れるのが正解。あとはまっしぐらに下降するのみ。峠を横切る林道に出た後、再び尾根道に上がりますが、その道なりに進むと段々と尾根から外れ南側をトラバースするようになる。そのうちまた尾根に出られるだろうとたかを括っていると、いつのまにか林道にポンと出てしまい、どうも宮宕山だけではなく棚横手山まで巻いてしまった様子。まあそれも良いかなと思いながら林道をテクテク歩けば、コンクリートののり面に棚横手山の登山口がちゃんとあり、「15分の登り」と説明まで書いてありました。しかしそれは角度にして350度ほどターンするような登りで、殆ど一旦戻るようなもの。でもこれ見て素通りするには何だし、昼時なので山頂でメシにしようということで再び山道へ。結果、棚横手山山頂は思いの外南側の展望が良く、未だ真白き富士山まで顔を出していました。

甲州高尾山を越えればあとは基本的に下り基調なので楽チンですが、そのまま忠実に尾根をトレースして下界に降りてしまうと、駅までだいぶ距離があるし、すでにトレース済みでもあるので、ここはちょっとアドベンチャー。880m圏ピークからダイレクトに駅に下ってみることにしてみました。途中、展望が開け目の前にブドウの丘が見下ろせます。ところで、ブドウの丘は本当の名前が「思入(おもれ)山」というのをご存じでしょうか。それにこれが「寝姿」山でもあるのを。かつては勝沼ぶどう郷駅のホームに立ってブドウの丘を眺め、ちょっと想像力を豊かにすると、女性が仰向けになって寝そべっている風に見えてきます。しかし現在は目の前のソメイヨシノが育ったせいで、残念ながら想像力をいくら逞しくしてもちょっと無理。ちなみに、頭と手足に相当するところはありません。ブドウの丘そのものは、胃のあたりに相当します。

閑話休題、途中までは明らかにトレースがあったのですが、倒木が多くなったところで判然としなくなり、ままよと藪に突入。所々イバラがあって多少悲鳴も上がりましたが、植林帯に入ればもうこちらのもの。やがて巧い具合にブドウ畑に出れば、もう駅は目の前です。駅からタクシーに乗り、ワンメータでブドウの丘の「天空の湯」(600円)へ。ここも「やまと天目山温泉」に負けず劣らずアルカリ性の温泉で、すっきり気持ちいい。生ビールをあおった後に駅へ戻り、巡り合わせから特急「かいじ」に乗って立川まで移動。いつもの「博多ぢどり」でワイン片手に焼鶏をつっついたあと、久しぶりにカラオケまでいってしまい前後不覚、意識不明になるまで飲みました。

 

今回の実働時間:5時間00分 

今回の累積登高差:726m

今回の踏破距離:9.7km

 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

【01】境沢橋の登山口にて。

【02】ここが三角コンバ。しっとりした山頂です。

【03】境沢の頭に到着。この「深沢峠」を指す方向が誤解を与えるようです。

【04】若葉が綺麗。

【05】ガスがかかっている頂が宮宕山か。

【06】ポン、と林道に飛び出す。身のこなし軽いね!

 

【07】男二人、タマちゃんの食欲に眼が釘付け。

【08】林道を西へ。この右手に棚横手山への道があります。

【09】ここが登り口。山梨百名山は扱いが違う。

【10】中央は前回に登った1,413.6m峰でしょうか。「山笑う」の図。

【11】ヤマツツジが見頃でした。

 

【12】これが山梨百名山の証明。

【13】棚横手山山頂に「大富士見台」の標識とは・・・?

【14】ちょっと霞んだ富士山。

【15】大滝不動尊への分岐。背後は山火事の跡。

【16】境沢の頭方面を振り返る。

 

【17】ここは「富士見台」。名前の通り、富士山を拝めます。

【18】手前の茶色は山火事で枯死した植林。

【19】タマちゃんの「花摘み」を待つ男三人。

【20】塩山の市街が見えました。

【21】ここが甲州高尾山の山頂。

 

【22】880m圏ピークと甲府盆地。

【23】真ん中にブドウの丘が。目指すはあそこです。

【24】植林帯の中を急下降中。

【25】ブドウ畑に出ました。もう駅は目の前。

【26】勝沼ぶどう郷駅に到着。お疲れさんでした。

 

【27】天空の湯に浸かった後のビール。もっ、最高!

【28】所変わって、立川のぢどり屋へ行きました。で、ワイン。

【29】OTKさんの腹の脂肪を確認中。

【30】久々、凸凹ブラザース揃い踏み!これからカラオケだー!

 

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