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井手山岳会日本支部

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141回井手山岳会日本支部登山のご報告   reported by H.Tanuma
 
行き先:【日光/山王帽子山(2,077m)
日にち:127()28()
 

東武日光線「東武日光」駅[9:089:26](バス)〜光徳(こうとく)温泉・日光アストリアホテル[10:3511:05]P1[11:5012:00]P2[13:0013:10]P3[14:0014:10]

山王帽子(さんのうぼうし)[14:50]P5[15:4015:50]〜日光アストリアホテル[17:00

8:35](バス)〜中禅寺温泉・華厳の滝観光[8:559:30](バス)〜西参道[9:33]〜大猷院・二荒山神社・東照宮・輪王寺等観光〜東武日光線「東武日光」駅[13:54]

 

日本支部では、日光連山は初進出。目指す「山王帽子山」とは奥日光の太郎山の西の脇にちょこんと鎮座する山で、標高2,2002,400mの山が林立する奥日光にあっては全く目立たない山ですが、冬季積雪時には思いの外手強い。大したことないだろうと思っていたせいか、きびしい雪の斜面をぜーぜーいって登っていたとき、小生の頭の中では天童よしみの「なめたらあかん〜」のCMソングが鳴り響いておりました(一方同じ頃、鵜飼隊長の頭の中では何故か皆川おさむの「黒猫のタンゴ」だったらしい)。今回、こんな山を選んだのは、先ずはスノーシューで半日で登れるところ、一応山に登った気分に浸れるところ、麓に温泉旅館があるところ、アクセスが良いところ、誰でも来られるところ(麓の旅館ではスノーシュー貸し出しOK)という条件で色々探した結果。こんな安易な条件に合致するところはそう無いですが、ここはOK。小生も鵜飼隊長も風邪で絶不調でしたがなんとか二人で行ってまいりました。

 

 アプローチは山の南側の光徳温泉から。通常、東武日光駅からバスで片道1,600円ですが、この季節、宿に予約を入れると、往復だけでなく2日間乗り放題の「フリーパス」(通常3,000円)を1,500円で手に入れることができてお得です。ここにある唯一の温泉宿の「日光アストリアホテル」(1泊2食付き14,000円)が我々のベースキャンプ。余計な荷物は宿にデポし、山王帽子山までせいぜい3時間、下りも含め遅くとも4時には宿に戻れると踏んで出発。天気は概ね晴れで無風、午前11時で気温1℃、絶好のスノーシュー日和になりました。

 

 光徳牧場まではツボ足でしたが、その先は早速スノーシュー。しばらくは林道沿いに進み、途中から外れて樹林帯へ。スノーシューの効果は直ぐに理解できますが、やや問題になるのがその歩き方。どうしても足を左右に広げて大股にしないともう一方のスノーシューを踏んでしまうので、普段使わない太ももの筋肉を結構使うことになります。長さがある分、ワカンよりもさらにちょっと意識が必要か。それでもなんとか順調に進み、また林道に出ます。もうすぐ山王峠かなというところで、また林道を外れて山王帽子山へ目掛けて樹林帯を直登。最初はほどほどの傾斜でしたがやがて急登。雪の表面がしっかりとクラストしているとスノーシューの威力が存分に発揮されるものの、さらさらの雪では1歩進んで0.9歩下がる状態。ツボ足よりはもちろんマシでしょうが、やっぱりさらさら雪はスノーシューをもってしてもどうしょもないです。天童よしみの歌にうなされながら(風邪の熱でうなされながら)しばしもがき続けるだけ。と、漸くなだらかになって、やっとなんとか着いたか、と思ったらまたここからがしぶとい。いつのまにやら雪が降りだし、風も出てきて結構、冬山の雰囲気です。山頂に着いたときにはもうへとへとで茫然自失。じっとしているとすぐに寒くなるので証拠写真を撮ったら早々に下山です。

 

 下りは夏道をとりましたが、それでも結構急なところがあります。こういう下りは、スノーシューのテールが短い方がベターでしょう。どうしても踵から踏み降ろしたくなりますが、スノーシューではそうは問屋がおろしません。踵から降ろすと、その足だけがずるっと滑り、すてーんと転びます。あくまでも斜面にフラットに足を運ぶ必要がありますが、頭からずどーんと落ちそうな感じもしてなかなか難しい。なんとか試行錯誤を繰り返し林道へ到着。ここでスノーシューを外してあとはツボ足でてくてくと下るだけ。スノーシューからの開放感が気持ちいいですが、下半身は疲労困憊で頭は朦朧状態。夕闇迫るころ、なんとかホテルに到着しました。こんなにくたびれたのは久しぶり。それでも帰ってすぐ宿の部屋で横になってビールを飲みながらうだうだできるのはなにより。温泉も日光らしく白濁した硫化水素の香りたっぷりの湯。もうあしたは観光だけにして帰ろう、ということで飲んで喰って早々に就寝しました。

今回の実働時間:5時間15分
今回の累積登高差:690m
今回の踏破距離:9.2km

 

〜 以下クリックすると大きな写真がご覧になれます 

 

01】東武日光駅前でバスを待つ。

02】中禅寺温泉で。バックは言わずと知れた男体山です。

03】バスの中から見る戦場ヶ原。

04】日光アストリアホテル前で。いざ出発。

05】光徳牧場前でスノーシューを装着。必要以上に誇示してみました。

06】スノーシューの感触を確認中。

07】『僕の前に道はない、僕の後に道はできる・・・』

08】もうこの辺りからぜーぜーです。

09】なんとか山王帽子山山頂に到着。

10】もう疲労困憊。

11】山王帽子山から見る西方。山は温泉ヶ岳辺り。下に見えるのは刈込湖。

12】林道を下山。遠方は男体山です。

13】奥は太郎山。

14】宿の部屋から網戸越しに見る男体山の朝焼け。

15】日光アストリアホテル前。

16】戦場ヶ原。今日も良い天気です。

17】華厳の滝。ここからは観光モードです。

18】華厳の滝の全景。

19】再び中禅寺温泉。

20】なんだか良く判りませんが、一応、東照宮の陽明門の前で。

 

 

 

 

21】有名な三猿です。

 

 

 

 

 

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